■ 2008年6月 ■

■ 2008年6月1日(日) ■
劇場版『空の境界』第四章・伽藍の洞 ★★★★☆

 第三章・痛覚残留を挟んで、第二章・殺人考察(前)のその後、両儀式が「直死の魔眼」を持つに至るまでのショートストーリー。この前置きが全てであってそれ以上の話は無いのですが、これがまた奥深い話でして。小説と言う形で文字の羅列だった原作では、同じ視覚でも文字を読んでその行間を想像する他無いのですが、映像と言う形になると、文字ではないまた別の想像力をかきたてられるというか、原作で想像していた世界とはまた違ったイメージが広がりますね。

 監督がテレコム所属の滝口さんということで、キャラクターの動きに関しては心配は皆無でしたが、逆に心理描写となるとどうなんだろう?と思っていた部分がありました。他の章よりも式の深層心理を探る描写が多い話ですし、死の世界の説明とかはどうなるんだろうと。それに原作の奈須先生が指示されたとおり、今までの章はモノローグが一切無いこの映画で、一人称視点の式の気持ちはどう表現されるんだ?とも思っていましたが、映像になってみると、かなり視聴者の想像に任せている形になっています。ここの部分はもうちょっと長く見せて、もっと式に説明させちゃってもいいんじゃないかと思いました。

 その他の部分としては、最後の黒桐の表情。あれは良く見えないんですけど、泣いてたんでしょうか。そこ重要(笑) あと、最後の最後でスタッフロールで疑問符が浮かび、その直後に回収され、終わると友人と爆笑(笑) あんなシーンこの章には無かったよ、たぶん!(笑) あんまり出番のないはずの黒桐が結構出てたり、歌うたったりもしてました。

 あー、次章がとんでもなく楽しみだー。特にパンフレットの一部インタビュー記事が(笑) それに次はとてつもなくグロい話になりそうですね。第三章は別の生々しさでグロかったんですけど、次はストレートにスプラッタの匂いがする…。

■ 2008年6月6日(金) ■
せんせいのお時間 (7) / ももせたまみ

 待ちに待ったみかセンセの授業もとい新巻です! 作者のももせたまみ先生が産休に入られ、他の連載作品と共に休載していたこの作品ですが、堂々以前通りのテンションで返ってまいりましたー。いやー、正直『せんせいのお時間』って題名だけ聞くとイヤ〜ンな感じですが、そんなことは全然ない楽しい高校ライフ4コマです。いや、工藤とかはそういうことなのか?(笑)

 丸顔も板についてきてさらに自信もついてきたみかセンセ。あかねや富永、委員長、関たちいつものメンバーも相変わらずなテンションです。1巻と比べるとだいぶクラス内のS・M分けが明確になってきていたり、工藤のホモっぷりも行き過ぎてる気がしますが(笑) 4コマならではの第三者視点でお話が進み、キッチリと読みきれて後味も良し。あまり4コマ作品は読まないんですが、アン○ンマン…じゃなかったみかセンセを毎回見るのが好きなのです(笑)

 ふと思ったんですが、僕が読む学園モノって大体恋愛系で主人公の視点で話が進むんですが、この作品では、自分もクラスの一員になった感じになって読めるので、すごく客観的に話を楽しめるんですよね。みんなの輪のなかにいるんだけど、一歩引いて会話を聞いているというか。話にどっぷり浸かるのも悪くないんですが、こういうさっぱりしてる作品も大好きです。確かに、恋愛系学園モノの世界よりも、『せんせいのお時間』の世界の方が行ってみたい気がします(笑)

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気になるニュース 1
 今日からこのコーナーを始めたいと思います。不定期ですが、漫画・アニメにまつわるニュースを取り上げて、ちょっと感想を言ってみたりしようと思います。では、どうぞ。

 雷句誠の今日このごろ。 --- (株)小学館を提訴。(2008年6月6日)

 最近、『金色のガッシュ!!』で有名な雷句先生のブログを見始めたんですが、自身が体験した編集部との対立やその経緯、果ては訴訟にまで至った一部始終がこの日の日記に「陳述書」という形で掲載されています。編集者と協力して大作を送り出す幸運な漫画家もいれば、編集者に振り回された挙句後始末に困る不運な漫画家がいる、とよく聞いたものですが、雷句先生の体験談を読んでいくうち、前者や後者にパターン分け出来るわけでは決してなく、大ヒット作を飛ばしていても影ではその苦労が耐えない作家さんも多くいることを改めて知りました。

 この話は、何も小学館に限った話ではないはずで、もっと多く編集者に泣かされた漫画家もいるだろうと思いますが、昔から漫画家を軽く見る傾向が世間にあるのは事実で、それを是正する一手が必要だと思っていました。今回の雷句先生の訴訟が口火となって、編集者と漫画家との関係が改善されるのを切に願います。漫画家が文字通り身を削って漫画を描いているのは事実であり、編集者も同じ領域で仕事をする者としての責任や義務を自覚してもらいたい。同じように苦しみ、同じ達成感を得てこその仕事じゃないのか。

 なしくずしでやっていく漫画が売れるはずも無く、世にもっと面白い漫画を送り出すという情熱を持って仕事をしていれば、おのずと結果もついてくると思います。というか、そんな漫画に読者はついて行きません。小学館の漫画雑誌の売れ行き低迷も、突き詰めていけばこういう内部の綻びから来るものなんじゃないかなあ。最近ヤングサンデーも休刊しましたし。もっと被害を受けている漫画家の話を聞いて、仕事をしない編集者は片っ端から再教育するか首を切るべきだと思います。こんな人達が普通に給料を貰っていると思うと、漫画家はやる気をなくすんだろうなあ。

■ 2008年6月8日(日) ■
ONE PIECE (50) / 尾田栄一郎

 海賊冒険浪漫もついに50巻に到達しました! さすがに数字だけ見ても感慨深いものがありますが、最近のワンピースは内容もどんどん面白くなってると思います。”東の海(イーストブルー)”をのんびり航海していたあの頃から比べれば、海賊達の最初の関門とも言える魔の海域”偉大なる航路(グランドライン)”に入り、ただの賞金首から”王下七武海”とも戦い、さらには世界政府をも敵に回してきたルフィたち。日常風景は1ミリも変化がないというマイペースさがありながら、海賊としてはどんどん成り上がっていくルフィたちの勇姿に惚れるのです!

 スリラーバーク編もいよいよ大詰め。”カゲカゲの実”の真の力を見せるモリアに苦戦する麦わらの一味。何とかモリアを下すものの、満身創痍で一味はダウンする。そこへ、モリアのところへ視察に来ていた”王下七武海”の一角、バーソロミュー・くまがルフィの首を取りにやってくる。絶体絶命のピンチだったが、ゾロが体を張って一味を守り抜きくまは去っていく。”音楽家”ブルックを仲間に引き入れ、一行は次の島”魚人島”を目指す。

 いやあ、ブルック、仲間になってくれてありがとう!(笑) ブルック本当にいいキャラしてますよね。大好きです。この巻の後半で語られる、ブルックがたった独りで何十年という月日を過ごした時の孤独、あれは本当に悲しいですね。”ヨミヨミの実”で二度目の命を約束されたとしても、共に過ごした仲間が誰もいない、そんな孤独を体験したらそれこそ死にたくなるのかもしれません。麦わらの一味での毎日がブルックの光になってくれるといいなあ。

 さあ、次は待ちに待った魚人島! アーロンが出てきたときからその存在は示唆されてたんですが、ここに来てようやく登場。”王下七武海”の一角、ジンベエもついに登場するのか…?というのが楽しみだったり。そんでもって今更またタコのはっちゃんが再登場?(笑) スリラーバーク編のリューマとか、最近「どっかで出てたなコイツ」っていうネタが多いですね(笑)

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 >サンデーの漫画ってパッとした作品少ないな〜とおもってたけど、編集部が原因か…
 一概に断定できるわけでもなければ、小学館に限った話ではないはずですが、その可能性は十分すぎるほどあるんでしょうね。余談ですが、僕はサンデーではコナン・ガッシュ・犬夜叉くらいしか読みません。

■ 2008年6月9日(月) ■
D.Gray-man (15) / 星野桂

 14巻まで、ディーグレの変容についてことごとくケチをつけてきた僕ですが、15巻になってようやく面白くなってきた!という感じでしょうか。この際、シリアス展開の間に入るどうしようもないギャグは目をつぶるとして見守っていきたいと思いますが、15巻はそのギャグがあんまり無いので、純粋にシリアス展開を楽しめます。

 ”黒の教団”に「色」を司るノア、ルル=ベル率いる一派が侵入してきた。彼女たちは”教団”が抱える”卵”を奪いに来たのだ。AKUMAの大群に圧倒されるアレンだったが、そこへ元帥たちがやって来、何とか持ちこたえる。しかし、”卵”の方が戦いの衝撃で割れてしまい、かつてレベル3までしか確認されていないAKUMAのレベル4が孵化。驚異的な強さを誇るレベル4は元帥たちを離れ、”教団”を取りまとめていたコムイに矛先を向ける。”教団”壊滅の一大事に、リナリーは再びブーツを履くことを決意する…。

 最近の漫画は、死ぬことの重みを知らなさすぎる。死ねばその人の人生はそれで終わりです。『ドラゴンボール』の世界では、初め死ぬということは今生の別れでした。しかし、ドラゴンレーダーの発達やみんなの戦闘力の上がり具合に比例して、伝説だったドラゴンボールがいとも簡単に見つかるようになります。これは近年のジャンプ漫画の変遷のわかりやすい縮図だと思うんです。

 しかし、「死んでもすぐに生き返らせればいい」ということは、その前提から否定されるべき考え方です。「死んでしまったものは生き返らせることはできない」ということを、数年前始まったこの『D.Gray-man』がジャンプ漫画として伝えてくれたのです。今ではそのメッセージ性は薄れてしまっていますが、根底にあるのはそういうことだと信じたい。レベル4の出現が、今後どう話を盛り上げていくのか、それが楽しみですね。

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気になるニュース 2

 中日新聞 --- 車ではね次々刺す 秋葉原通り魔7人殺害(2008年6月9日)

 漫画のニュースではありませんが、自分も秋葉原に訪れる一人として他人事とは思えず、引用させて頂きました。僕はこの日家におらず、テレビも新聞も読んでいなかったので、今日の朝の番組で知りました。被害者の方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

 白昼堂々、歩行者天国の秋葉原で起きた惨事。痛ましい、という言葉で片付けてしまうには重過ぎる事件です。秋葉原という街は随分変わりました。かつてあった青果市場はビルへと変わり、レトロな電気街もモダンなアニメタウンへと変貌しました。そんな街を襲った事件。ご遺族の「殺人者には死刑を」という言葉もごもっともだと思います。しかし、今回の事件の犯人は、人生に疲れ死ぬのを待っていた人間です。そんな人間を望みどおりに殺してやることよりも、何年もの懲役を課し、死ぬまで牢から出れなくしてしまう苦痛を持って、死傷者の皆さんに報わせることの方が良いと思います。

 人生どうでも良くなったから、疲れたから、という感情や思いは決して殺人を犯してよい理由には成り得ません。誰かを殺すことというのは、その相手の自由を奪う最も卑劣な犯罪です。同時に、自殺も「自分を殺す」という行為であって償ってしかるべきだとも思っているのですが、結局人を殺せばその相手は当然死ぬわけで、今後予定していた一切の行動が出来なくなるわけです。もちろんその人と今後何かの約束を取り付けていた人、その人と恋愛感情にあった人やとても親しくしていた人、その人の家族、その他大勢の人々の心をも傷つけることになるわけです。つまり、自分のどうでもいい人生以上に、大多数の無関係者に大迷惑をかけるわけです。迷惑と書くと軽く思われそうですが、これはこの上ない巨悪だと思います。

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追記:
 拍手、10回連続で押してくれた方、ありがとうございました(笑)

■ 2008年6月10日(火) ■
タビと道づれ (3) / たなかのか

 金銭的な問題で購入を見送っていましたが、無事に初版本を入手。『ARIA』が好きな人なら、手にとってみたくなるはずの一冊でしょう。「何かを探しに旅に出る」、そんな気分になるときもあります。この作品は、そういう気分にさせてくれるというわけではないですが、誰かのそんな体験を読むことが出来ます。

 2巻でついに探し求めていた人物、航ちゃんに出会うタビ。しかし、タビとの思い出はおろか、タビのことすら「知らない」航ちゃん。タビはそんな航ちゃんの前から逃げ出し、クロネという少年の家に上がる。クロネはタビに”テガタ”の意味を教え、流れ星争奪戦に参加し協力して勝とうと持ちかける。タビはそれに乗るが、実はクロネの”目的”は図らずもタビを排することで…。

 いやー、非常にわかりにくいお話です。何かいろいろ書き出さないと理解できない話ですね。僕は面倒なんでやってないんですが(笑) ちょっとルールを説明しますと、この漫画の舞台になっているとある街では、”セキモリ”の称号を持った人物が数人おり、それぞれが”テガタ”というものを持っています。この”テガタ”がないと一定の距離以上この街を歩くことは出来ないんですが、他の”セキモリ”から奪うことによって、行動範囲がより広くなっていきます。最終的に”テガタ”を多く持った者の願いが最優先され、叶えられる、というルールのようです。つまり、クロネの言った「流れ星争奪戦」というのは”テガタ争奪戦”と同義ということですね。

 いかにもこのルールに縛られて頭脳戦を展開するように思われそうですが、そんなことは全然なく、相手のセキモリとだったり、普通の人間だったりとのお話が中心ですし、そんなにルールに捕らわれる必要はないと思います。綺麗な街並みや、そこに住むちょっと不思議な人たち、そしてタビ。彼女たちが織り成すハートフルなストーリーが面白いのです。

■ 2008年6月15日(日) ■
サンシャインクリエイション40に行ってきました。

 今日、友人がサークル参加するということで、店番要員としてあまったチケットを貰って参加しました。奇しくも初参加です。正直参加する予定は全くなかったのでサークルチェックもしてませんどころか、カタログ自体買ってないという有様でしたが、空き時間を貰って友人のカタログを頼りに廻ってきました。で、買ってきたのはたったの2冊(笑) せっかくサークル入場したんだからもっと買えと(笑)

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不幸な少年の絵本プロト / 山田ニョリコ(相原乙女)

 カタログ見てて唯一目に留まったのがここのサークルのカットでした。他にも今回は大手がたくさん来ていたらしいのですが、人ごみが苦手なので混んでいるホールは除外してましたし、開始から1時間以上経ってから廻ったので試しにどういう人が描いてるんだろう?っていうのを見に行った感じだったんですが、結局色々あったので買ってしまいました。ちなみに他にも4冊ほど種類があったんですが、1つはジャンル不明(僕の中で)、他はTYPE-MOON関係で18禁だったので、消去法でコレに。

 適当に選んだんですが(ゴメンナサイ)、話はすごく面白かった、というより笑えました。内容はカヲルとレイ(一人目)のギャグ本なんですが、突拍子もない原作の盲点を突いてくるので爆笑してました(笑) サイトを覗いたら、ウェブ漫画もなかなかの爆笑ネタ揃い。ここはもし今後参加するとしたらマークしていよう。

作者サイト : ピレネーの城

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Another One / 文月黒虚(No.51)・堂崎しんや(大団円)

 ふとカミナの叫んでいる姿が描かれているページが展示されていて、見に行きました。一概に言えるもんでもないですが、二次創作ってやっぱりシリアスなものより、原作の話をネタにしたパロディっていうのが多いと思うんですけど、この漫画はシリアス展開一辺倒でなかなか面白かったです。

 何が面白かったって、注目すべきはヴィラルを主人公に持ってくる形式で、シモンが作り上げた新首都のグラパール隊が、地下にいまだ住もうとし続ける人間達に、地上で暮らすことを強要しているという描写。楽しい楽しい、だけで終わる話ではなく、その裏を突いたところに座布団1枚!というのは偉そうですが。ツッコミどころがあるとすれば、グラパール隊が妙なヘルメットを被ってるところ。原作でもああだったっけ…? それと後半はペン入れ間に合ってなかったっぽいですね。

作者サイト : No.51(文月さん) Happy Ending Story(堂崎さん)

■ 2008年6月16日(月) ■
METAL GEAR SOLID 4 : GUNS OF THE PATRIOTS (PREMIUM PACK)

 昨日の更新以前、5日ほど音沙汰がなかった僕ですが、6月12日にメタルが発売して以来、1日5時間くらいずつずっとやってまして、今日の早朝4時半を持って全編クリアしました〜。いや〜、次世代ハードというだけあって、ブルーレイ二層の超ボリューム、今までのMGSサーガを纏め上げる作品のラストとしての極上なストーリー、そして何といってもゲームとしての面白さ、全てを持ってやってきました! これでPS3売れるといいですね、SONYさん(他人事

 僕は本体同梱版を買ったので、スペシャルカラーのPS3とDUALSHOCK3、そして特典ブルーレイディスクがついてきました。やはりPS2とはディスクの動作規格が格段に違うためか、画質はものすごくハイクオリティになっています。今までのMGSシリーズは、マップの表面を拡大するとかなり粗かったんですが、今回はそれが立体的にリアルになっただけではなく、武器によっては壁を壊せるというリアルっぷり。このクオリティのデータをブルーレイに焼くに当たって、実はディスク2枚でも足りなかったらしく、それでは価格が上がってしまうということで、二層の形にして1枚に収まるように内容を削ったとか(二層というのは平たく言うと2枚分です)。でも、全くそんなことを感じない遜色ない最高の出来なんじゃないかと思います。

 何より、今回はシリーズの集大成なので、ありったけのファンサービスがてんこ盛り! MSX2版メタルギアまで遡って最新作MPOまでのストーリーを繋ぐ話、語られなかった裏話、そしてシリーズ最大の秘密。それ全てが明らかになったと思います。今までシリーズを一通りやってきているというファンの方、これはもう買わないと損ですよ。KONAMIの回し者と言われても構いません、是非プレイして欲しいのです!(笑) しかし、なるべくストーリーを押さえたいなら、今までシリーズをやっていた方が感動が深まると思います。この「4」から入るとなると、やはりストーリーが長く感じてしまったり、純粋にゲーム性だけ追求するに留まってしまうので、出来れば前作をやっていた方がいいかと。少なくとも「SOLID」シリーズは必須と思われます。

 ゲームシステム的なことをちょこっと言っておくと、ゲームの操作方法が大幅に変わっています。自由度が高い反面、今までの方法に付け足し付け足しで行くとゴチャゴチャになってしまうから、いっそ全部変えたんだと思いますが、今までのシリーズをやりこんだ人は確実に混乱すること請け合いです。しかも、隠れ方がまた難しい! 「3」で散々苦労しましたが、あれより性質が悪い(笑) 慣れるとそっちの方が楽なんですけどね。

 ふいー、ネタバレなしでレビューを書くことの難しいこと…。しかし、これは僕が言ってしまったんじゃ面白くないですからねー。是非ご自分でプレイして最後の最後まで見届けてもらいたいと思います! 僕はこのゲームをやっていて、あまりの感動ぶりに何度も泣きそうになっていました(笑) あ、ちなみに、僕のクリアランクは「EAGLE」でした。相手を銃で撃つとき的確に頭部を打ち抜くことが多かったものに贈られる称号らしい。何となく誇らしいです(笑)

■ 2008年6月19日(木) ■
涼宮ハルヒの憂鬱 (6) / 谷川流・いとうのいぢ・ツガノガク

 僕が『涼宮ハルヒ』シリーズで一番苦手というか、嫌いと言ってもいいのが『溜息』です。元々僕はわがままなハルヒが嫌いで、断然無口な長門派でした。で、そのハルヒ嫌いを加速させたのが『溜息』でしたね。とにかく、映画撮影をやってるときのハルヒは大嫌いです!(笑) 6巻ではその『溜息』の撮影〜ライブアライブ〜オリジナルストーリーという流れです。

 文化祭を間近に控え、SOS団ではオリジナル映画の撮影が始まっていた。が、ハルヒのとんでもなく強い願望が、「目からビーム」や「しゃべる猫」を簡単に存在させてしまうことに。そんなハルヒのわがままぶりに呆れ返ったキョンによって、ハルヒの機嫌が完全に損なわれ、閉鎖空間が発生。その対抗策としてキョンはそれとなくご機嫌を窺うが、閉鎖空間はむしろ増える一方で…。

 SOS団製作の映画も上映し、編集作業から開放されたキョンは、気ままに文化祭を廻っていた。最後に落ち着いたのは、色々なライブが催される体育館だったが、気を休めていたのも束の間、壇上にバニー姿のハルヒと魔女姿の長門が現れて…。文化祭の慰安旅行として、SOS団は「竜神伝説」のある湖へとやってくる。そんな一行の下へ、弟が行方不明だと一人の少女がやってくる。とりあえず、ハルヒとみくるが竜神に祈りを捧げている間に、キョン・長門・古泉で弟を探すことになるのだが…。

 『溜息』のハルヒもツガノ先生の絵がつくと数段マシに見えてきますね(笑) 問題なくすんなり読めました。6巻は意外と1冊の漫画としてまとまっていて、最後の読みきりのオリジナルストーリーもなかなか面白く読めました。「ライブアライブ」の話なんかは原作とは少し違った展開もあったりしましたが、妹は要らない気がしたのは僕だけですか?(笑) あとは、ライブの時の歌入りがすごく唐突で、良くも悪くもリアルだったなと思います。

■ 2008年6月21日(土) ■
黒神 (8) / イム・ダリョン・パク・ソンウ

 ”ニライカナイ編”もクライマックス! 母親と瓜二つの謎の女性・忍を追って沖縄へ向かう慶太とクロを待っていたものとは…? 韓国発のバトルコミック待望の最新巻です。やっぱり韓国でもジャンプがアツかったりするんでしょうか、雑誌はヤングガンガンなんですがジャンプ的なアツいノリがありますね。そして所々に入ってくるサービスシーン。大暮先生まで行ってしまうと苦手なんですが、こういうバランスが絶妙だと思うわけです。

 慶太たちが追っていた忍だが、実は補填者(サブ)ではなく「マイナスルート」だった。「ルート」となるべき存在だったはずの慶太の母を殺し、自分が『逸れし者(アルターエゴ)』となったのである。その時得られる莫大な負の力を利用して世界を破滅に導くのが彼らの目的だったのだ。比kはついに霊石を破壊し、世界を混沌に陥れようとするが、カクマが身を挺して霊石を護ったことで、世界に飛び散った負の力は消滅した。

 ということで、これにて”ニライカナイ編”は大団円を迎えたわけですが、結局お母さんは亡くなってたんですね…。僕は結構望みを持ってたんですがそんなに甘くなかったよ…。しかもこの巻、かなりの主要人物が死ぬんでそれもかなり悲しかったり。でもこれが普通なんですよ、”死闘”と銘打って倒した敵が死なないんじゃあどうしようもないですからね。最近そういうの多いけど。

 最近韓国系の絵師さんが随分台頭してきましたよね。キム・ヒョンテさんとかすごいと思うんですが、やっぱり僕は『神様家族』のたぱり先生やパク・ソンウ先生も推して行きたいのです。イラストレーションは全体のバランス・色調・ポージング・背景・場面などを1枚の絵に収めるという意味でかなりのセンスが要求されますが、漫画というのは「漫画として面白い展開になっているか?」とか「説得力のある場面を描けているか?」っていうのがかなり強く要求されます。それは原作がついているから絵だけ描けば良いというわけでは決してなく、作画も全部ひっくるめて面白くないといけません。『黒神』はそういう意味でかなり大成している漫画だと思います。日本も負けてられないよ、本当に。

■ 2008年6月22日(日) ■
マケン姫っ! (1) / 武田弘光

 「かわいい女の子が表紙だ」と手にとってレジに行く癖をいい加減に止めたい僕ですが、まあこの漫画はハズレではなかったので結果オーライってことで(毎回言ってるけど)。エロの道で有名な武田先生の一般商業誌単行本です。エイジ系列は昔から意味深にエロいんですが、何か最近はREDとでも張り合ってるのか?と思いたくなるくらいアダルト誌作家が集結してる気がする。

 元女子校の天日学園は「エレメント」という力を「マケン」という武器を使って操り戦うことを教える学校で、日常が生徒達の乱闘で溢れかえっている学校。そんな中、天日学園に入学してきた主人公・大山武はひょんなことから自称武の許婚・櫛八イナホと共に、超絶ロリババアや焼き餅焼きの幼なじみお姉ちゃんがいる生徒会へと入る。

 もう、何か…、主人公と悪友的な男の子くらいしか男性が出てこない漫画で、その他のほとんどが爆乳か巨乳なんですが、デッサン狂いしそうなほどデカいです。それくらい異常なデカさ。ストーリー的には武が秘めたる力を持ってるっぽいところが『NARUTO』っぽかったり、一部『遊☆戯☆王』の初期のシーンを再現したようなジャンプのような展開と、やはりこういう美少女系にはお約束的なシーンが満載で、そういうサービス的な方をお求めの方に特にオススメです。ジャンプのエロ担当漫画をもうちょっと行き過ぎた感じ

 とにかく、武田先生の描く女の子が可愛いので、それだけで多少お腹一杯になります。とりあえずこの女の子の中だったらイナホ、コダマ、学園長が良い。最後は女の子じゃないけど。「マケン」に色んな当て字を使ってるところは中々面白いです。次回は武の力の秘密が明かされるかが楽しみですね。

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 「B'zの『ULTRA Pleasure』発売を記念して首都圏の大型CDショップ限定で、「B'zサプリ」というものが配られてるから行くぞ」とは友人の談で、日曜の早朝から渋谷に行ってきました。店がファストフード店くらいしか開いてないので、ガラガラの渋谷を見れたのは貴重です。行く用事が皆無なので3年ぶりくらいなんですが。


 渋谷パルコの大型ポスター。『ULTRA Pleasure』に収録されてる写真ですが、携帯の待受画像用に撮ったり。何でもないところだったんですが、人が自然と集まって撮影会になっていました。


 で、これがお目当てのB'zサプリ。TSUTAYAで2つ、HMVで1つ貰いました。9時ごろから渋谷にいたのですんなり入手できました。一緒に行った友達は速攻で開封してましたが、中身はものすごく大したことないカードが入ってるだけでした(笑) まあこのビニール袋が貰えただけでも良しとするか。


 写真がちょっとボケてますが、左から「OCEAN」、「ultra soul」、「いつかのメリークリスマス」のサプリ。「LOVE PHANTOM」が欲しかったのは内緒(笑) 

 正直な話、B'zは僕の中でナンバーワンのアーティストだと思っていますが、かなり熱狂的な他のファンの方とは違ってこういうものを死に物狂いで集めたりはしません(笑) くれるなら貰うけど、貰いに行くことはないなあ。でもこういうイベントは初体験だったんで面白かったし、B'zのファン層の観察にもなって勉強になりました。

■ 2008年6月28日(土) ■
惑星のさみだれ (5) / 水上悟志

 ビスケットハンマーで地球を破壊しようと企む男・アニムスが登場し、泥人形達もかなり強くなってきました。同時にさみだれや夕日をはじめとする他の騎士達も実力をつけて来ているので良い感じ。バトルだけじゃなく、シュールな笑いや細かい心模様なんかも描いてくれるので飽きません。

 騎士達の前に”七つ眼(ヘカトンバイオン)”が現れる。全員で立ち向かおうとするが、不意にアニムスも現れ、さみだれと夕日が戦線から飛ばされる。さみと夕日抜きで”七つ眼”に勝った騎士達だったが、その実力には何らかの変化があった…。その後、さみだれの母親がフランスから帰国する。しかしさみだれは頑なに母親と面と向かうのを拒絶する。さみが小さい頃、母は医者として氷雨と共にフランスに出張っており、中々顔を合わせる機会がなかったのだ。お互いに少なからず罪悪感を持っていたが、見事に和解できた。と同時に突然さみだれの中のアニマが目覚めた。

 やっぱりバトル漫画は上手いコマの使い方が要求されるんですよ。『ONE PIECE』とかはまさに少年にバトル漫画はこういうもんだ!と教えるための教科書みたいな超王道なコマ使いですし、他に言えば、最近あんまり良い評価されてない『BLEACH』ですけど、僕はあれくらい堂々と大ゴマ使ったほうが迫力あって良いと思います。水上先生のコマは、見開きで不均等な縦割りのコマが3つくらい続く、みたいな使い方が多いんですが、ちょうどそんな感じのコマで言うと5巻P.38、39見開きの、さみだれがアニムスに向かって拳を叩きつけるカットはすごい迫力です。

 あとは、今回初めて深く語られるさみだれの過去。さみだれだけ関西弁の理由とか、氷雨がさみだれを溺愛してるわけとかがわかります。白道さんが最近ネタキャラになりつつあるのも気になります(笑) あ、全然触れてませんでしたけど、アニマかわいいな、おい!!(笑) さみだれが心をある程度開くと眠りから覚める…んでしょうか。

 ちょっと間が空くと支離滅裂なあらすじしか書けないですね、すみません。ネタバレしちゃった方がいっそ楽…? いやいや。

■ 2008年6月29日(日) ■
CLOTH ROAD (3) / 倉田英之・okama

 ちょっと前に最新6巻のレビューをしましたが、今回ついに穴が開いた部分を補完できました。この倉田先生の圧倒的な世界観を絵にしてしまうokama先生。コミカライズではなくあくまで原案付きという領域において、この漫画を超える作品はあまりなかったと思います。コミカライズは少なからず先入観があったり、既に対象の作品を楽しんで出来上がった固定観念を持って読むことが多いので読者側としてはかなり敷居が高く、あまり良作にはめぐり合えません。しかし逆に言えば、キャラクター原案などは既に全部決定した上で進行するので、世界観を壊しさえしなければ描き手としてはその分楽だとも言えると思います。一方で原案付き作品となると、キャラクターや建物の原案なんかも一から描き出す必要がある上、『CLOTH ROAD』のような全く新しい世界観となると、こういう作業はかなり難しいものです。そういう意味でコミカライズとは正反対に描く側に非常に負担がかかる難産型になるわけです。

 とまあどうでもいい僕の個人的な意見は置いておいて、3巻はメイ様にジェニファーが弟子入りする話ですね。天才は周りが見えなくなる。むしろ自分以外はどうでもいい。周囲の人間もそれを諌めるわけではなく、言うがままにしておく。それほどの才能をメイ様は持ってるんですよね。そんな天才にジェニファーが敵うはずがないんですが、やっぱり気合で勝っちゃうんですよね。そういう無茶苦茶なやつに初めて出会ったメイ様は「目が離せない」とジェニファーを気に入った感じ。

 紹介しようしようと思っていて出来なかったんですが、ちょっと前にアニメ化よりも一足先にボイス化がありまして、『VOMIC』という集英社の地味な企画で漫画の音読みたいなのをやってます。キャストは中々豪華なので、漫画を見たことがない、買い渋っているという方は是非これを聴いてみてください!
 →集英社-VOMIC-「CLOTH ROAD」

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 下らない余談を一つ。

 今日何年かぶりに西武新宿線に乗ってみまして、懐かしさを満喫してたんですが、アニメ制作会社サンライズがあることで有名な上井草駅の発車ベルが「翔べ!ガンダム」のサビの部分でした! 下りホームの前にはガンダムのブロンズ像が建ってましたし、変わりましたね〜。「鉄腕アトム」の曲を使ってる高田馬場もそうですが、西武線沿線(特に練馬区・杉並区・中野区)はやはりそういう制作会社とかが多いので、住んでる者として何となく誇らしい感じがします。


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